飯綱東高原は長野県の北部にあり、日本海側と内陸型の気候条件を持ち多様で変化に富んだ地域といえます。 飯綱火山の外輪山の一部霊仙寺山は、冬季日本海の気象を強く受け、長野市側の飯綱高原に比べて積雪量は多いといえます。 飯綱山から霊仙寺山にかけての山頂部は亜高山帯に属し、コメツガが多くみられ、東高原からみることが出来ます。(黒く見える樹木)
カラマツは落葉する針葉樹であり、スギ、ヒノキの植林地と異なって太陽光線が地上に到達する割合が高く、手入れの行き届いていない林内には落葉低木層やカエデ、コナラ、カスミザクラ等が混じっています。 植林の条件が悪く伐採されなかった谷筋には、植林する前の自然林の姿を見ることが出来ます。 【 Written by M_Kawashima 】 |
![]() 牟礼には明治32年に県設苗圃がおかれ、カラマツの苗などの供給地でありました。 カラマツが戦後木材不足を補う樹種として脚光を浴びたのは、その生長の速さからです。高冷地に適することで北海道、東北地方にも植林が盛んに行われました。 一時的に利用されたカラマツも、経済発展の中で価格の安い外材の輸入、新しい素材の出現、それに林業労賃の高騰はカラマツ材生産者には厳しいものでした。そしてカラマツ林は手入れの行き届かない森になってしまったのです。 目的が多様化した現代、木材の経済的な価値だけでなく、環境資源としての森林づくりが考えられます。 【 Written by M_Kawashima 】 |
![]() ブルーベリーはアメリカからカナダにかけての大西洋側に分布しているツツジと同じ仲間です。 生育している場所は湿った沼のまわりや草原です。暖かい土地のブルーベリーもあるのですが、牟礼村の比較的高地に生育しているものは、寒い土地に向くハイブッシュと言う種類です。 この種類のブルーベリーは、泥炭(デイタン)地に生育しています。泥炭と言うのは、年間を通じて寒い土地で、秋に草が枯れても分解されずにスポンジのようになり、何百年、何千年も積み重なった強い酸性の土地のことです。こんなところにブルーベリーは生育しているのです。 【日本にブルーベリーはあるの?】 【今ブルーベリーが注目されている】 【 Written by M_Kawashima 】 |
「アンケート」にご協力願います。